今回は、子供への贈り物としておすすめしたい絵本をご紹介をします。
どんな絵本かというと、現在、京都に住まわれている「junaida(ジュナイダ)」 さんという画家の絵本で、タイトルは「Michi」です。
とても素敵な絵本で、ぜひお子さんと一緒に絵本の世界を楽しんでほしいとおもいますので、Michiの魅力をお伝えしたいと思います。
不思議な絵の世界を体験してほしい!
子供への贈り物として、なぜこの絵本を選んだかと言うと「不思議な絵の世界を体験できるから」です。
おそくら絵本の表紙、裏表紙を見ていただいてすぐに、不思議な感覚を体験できると思います。思わず手に取ってしまうなんとも不思議な絵。
表紙には男の子が道を進んでいく様子が描かれて、裏表紙には女の子が道を進んでいく様子が描かれています。
絵本は、表裏どちらからでも読み始めることができます。
なぜかというと、文字が表紙にかかれているタイトル以外ありません。ですから、どちらから読んでも問題がないのです。
表の表紙から絵本を開いてみると、まずは「ドアノブ」の絵が出てきます。鍵穴もついていますので、ここで自分で開けてはいるのかな?と思う人もいれば、すっと次のページを開く人もいるでしょう。
次に、男の子が立っています。そして道が先に続いている様子が感じ取れます。
ページを開くと、「Michi」のタイトルページに変わります。草原の中に1本の道があり、男の子が歩いていく姿が見えます。
そして、さらにページを開くと町の風景が広がり、人や家が描かれています。
その絵をじっくりと眺めながら進めることもできますし、迷路のように道を辿り次のページへ進むこともできます。
そして、ちょうど絵本の真ん中のページにたどり着くと、女の子と出会うシーンが出てきます。なんと裏表紙から進んできた女の子と出会うのです。
そこから先をどう進むのかは、読んでいる人次第。そこまでで終わりにして、裏表紙からまた読んでもいいし、女の子が辿ってきた道を追ってもいいのです。
どんな風に読むのか読む人が選べますし、どんな物語にするのかも読む人が考えられるのです。
自分の物語を作ってほしい
こちらの絵本をみたとき、子供が自分の空想の世界にどっぷり浸れるからよさそう!と思いました。それと同時に、この世界を自分なりに楽しめるだろうか?と不安も感じました。
しかし私自身がページを開くたびに、絵の世界にひきこまれ、頭の中でいろいろと想像していることに気が付き、子供にも見てほしい。自分なりに解釈をして、自分だけの素敵な物語を作ってほしいと思いました。
そして、この絵本は子供だけでなく、大人も楽しめる素敵な絵本です。親子で一緒に不思議なMichiの世界を楽しめるという理由でも、非常におすすめしたいと思います。
また、1ページ1ページがとても厚みのある紙で出来上がっています。「長く大切につかってほしい、そばにおいてほしい。」という作者であり画家のJunaidaさんや、出版社の思いが伝わってきますので、みなさんも、ぜひ手に取ってみてください。
そして、不思議な世界をお子さんと一緒に歩いてみましょう。