入学早々、小学生の親が気になることとして、先生や友達との関係もありますが、やはり一番気になるのは学習面ではないでしょうか。どのように、家で勉強をさせていったらよいのか、どんなドリルを選んだらよいかと、気になっている方が多いと思います。
そこで今回は、小学1年生が習う国語で『ひらがな・読解』についてお話しをしながら、我が家の学習方法や、教材などをご紹介したいと思います。
ご自分のお子様にあわせた方法を検討する上で、ぜひ参考にしてください。
※小学校が採用する教科書により、内容が多少異なる場合がありますことをご了承ください。
※ブログのタイトルのとおり、子供と一緒に家庭学習をする方に向けて書いておりますことをご了承ください。
家庭学習で気をつけたいこと
家庭学習の基本は、学校で習ったことを理解することです。ですから、教科書や学校の副教材をしっかり取り組めばすべて理解できます。学校、文科省はできると思って必要なものを提供し、また購入しています。
ですが、私たち親は家庭学習というと、市販のドリルを買って子供にさせてしまいがちです。ドリルをすることが悪いわけではありません。我が家も市販のドリルを活用しています。しかし、私は子供の様子を見る必要があると思っています。
理解している子供に与えるのであれば、ただのドリルをこなす作業になってしまいます。また、理解していないのに、難解なドリルをすることは子供にとったら苦痛でしかありません。私は本当に自分の子供に必要なドリルかどうかを、見極めて購入するのようにしています。
そういったことふまえ、まずは1学期で小学校1年生が習う「ひらがな・読解」の内容を、一緒に見てみましょう。
1学期で習うひらがな・読解内容について
習う内容をあげ、その下に具体的例をしめしながら説明したいと思います。
- ひらがなを使った単語
ありの絵を見たときに、「あり」と書けるか。 - 濁音(゛のついた文字)や促音・拗音(小さい文字)が混ざった言葉
電車の絵を見て「でんしゃ」と濁点や小さい文字が混ざった言葉などを理解して使えているか。 - ひらがなの書き順
問題としてよく出題されるのが、どちらの書き順が正しいかを選択する問題です。書き順が正しく理解できていなければ、選択できませんね。 - 長音(のばす音)がはいった文字
「おねいさん」と「おねえさん」では、「おねえさん」が正しいかきかたです。「おとうと」や「おとおと」では、「おとうと」が正しいですよね。これらが理解できているか。 - 助詞(は・を・へ)の使い方
「こうえんへ行く」の「へ」が、かけているか。口で「え」と発音をしているので、つい子供は「え」を書いてしまいます。 - 簡単な文章を書く
学校へ登校している絵をみて、「がっこうへいく。」と書くことができるか。
これは、いままで上記に示したことが定着していることで、書けるようになります。 - 読解:教科書に出てくる話の情報整理
話を理解し、共通点や相違点、事柄の順序を話の情報から抜き出すこと、選ぶことができるかなど。
例:
きつつきは、とがったくちばしで、きにあなをあけます。
(光村図書「くちばし」より)という文章から「きつつきは、くちばしでなにをするか。」というのが、読み取れるか。
こういったことを、主に1学期で習います。
では次に、家庭でできる勉強方法についてお話ししていきたいと思います。
3ステップで理解する
我が家では3ステップで、学校で習うことを理解するようにしています。
それは「予習(家庭学習)」「授業(学校)」「復習(家庭学習)」です。
具体的な方法は以下のとおりです。
ひらがなの予習について
我が家ではノートを1冊用意し、教科書にでてくる単語や、副教材の単語を書くということをしています。たくさんする必要はありません。1回でも構いません。どんなことを学校でするのかを、簡単に理解する程度です。
子供にとって、たくさん書くのは辛いことなようなので、量はとにかく少なくし、その変わりに、ていねいに書くことを意識させました。そうすることで、「とめ」や「はらう」といった部分をしっかりと定着させられるのではと思ったからです。
読解の予習について
読解の予習としては、「教科書を読む」ことです。これは、本人だけでなく、親も読みます。子供がさっと見てスラスラと読めれば問題ありませんが、初見では読みずらかったり、止まってしまうことが多いので、本人が読んだあとに、親も読むようにしています。とくに音読は親も子供も脳を活性する上で、とても効果がありますので、おすすめです。
参考記事
【音読で脳が活性化する?】毎日音読をする小学生のための音読ノート(音読の効果について)
ひらがなの復習について
学校からの宿題の量によりますが、宿題で理解できるようであれば、必要ないと思います。もし、理解できていなそうであれば、予習と同じで、ノートに書きだしてみましょう。その際、注意してほしいのが、書き順をしっかり見ることです。子供が書いているところをじっくりと観察し、書き順が違っていたらなおします。
読解の復習について
読解の復習として、やはり教科書を読むことをしっかりと行いました。特に我が家は、音読は好きでしたので、毎日行いました。もし、学校から音読の宿題がなければ、自主学習としてすることをおすすめします。
音読の他に、我が家は市販の教科書ワークを利用し、問題になれることもしました。
テスト問題を見たこともない子供は戸惑うかもしれませんので、慣れることを少しするだけで、授業が楽しく取り組めると思います。
教科書にのっている、ひらがなも、読解も両方理解できますので、教科書ワークはおすすめです。
余裕があれば、他のドリルや通信教育で対応を
学校で教わったことを定着させるには、上記にあげたことで対応をしています。
もう少し量を多くしたり、細かいことを注意したいなという気持ちはあるのですが、本人の意欲がなければ意味がありませんし、そういったところは、自分で気づくことでこれからの勉強に影響するのかと思っています。
ただし、その他の教材として本人が希望した、Z会の通信教育をしています。これは教科書対応という感じはあまりしていませんので、本人曰く「趣味」なんだそうです。
あくまでも勉強は子供本人がすることです。ですから本人が望むことを、親として何を支援してあげられるのかを、考えながら家庭学習に我が家は取り組んでいます。
以上が、我が家の学習方法です。少しでも皆さんの家庭学習の参考にしていただければと思います。
楽しく一緒に学習しましょう。