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朝食の主食にパンを食べる子より、お米を食べる子の方が学力が高いって本当なのか?!

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朝食を食べる子の方が、学力が高い。パンよりもお米を食べる方がよいなど・・・。
子どもの学力と食事の関係などについて、学校からのおたよりで目にした私。

 

学力と食事の関係って本当にあるのかな?と思い、少し調べてみました。

朝食にお米を食べると知能指数があがる?

私が気になる専門家のおひとり「東北大学の川島教授」

脳トレ」で有名になり、みなさんもご存知ではないでしょうか。

 

兵庫県小野市が川島教授のショートセミナーをYouTubeで上げており興味深いお話をたくさん聞くことができました。

 

動画の内容としては子供たちの夢と希望をかなえるために、科学的データを使いわかりやすいく脳科学や心理学についての話をしてくださっています。

 

その中で食事についてのお話もあり、気になっていたテーマ「朝食はお米がよいかパンがよいか」についてもありました。

 

用いられたデータとしては「朝食の主食でパンを食べる子よりも、お米を食べる子の方が若干ですが知能指数が高い」ということ。

 

これは、なぜかということを子供たちの脳をMRIで撮影し、調べたそうです。

 

そして、お米を食べている子供たちの脳は「灰白質」と呼ばれる部分が、パンを食べている子供たちよりも多いことがわかりました。

※「灰白質」とは神経細胞が詰まっている層です。

 

ではなぜお米を食べると神経細胞が多くなるのかということですが、血糖値のあがりかたが理由にあるそうです。

 

動画の中ではお米はパンに比べると血糖値のあがり方がゆるやかで、パンは血糖値のあがるスピードがはやいとのことでした。

 

そういったことから、パンではなくお米を食べた方がよい。そして、お米なら玄米、パンなら全粒粉のパンを食べた方がよいと、締めくくられていました。

 

血糖値上昇は食べ合わせ次第で抑えられる?

動画をみてまず、お米とパンのGI値(食後の血糖値の上昇示す値)を調べることにしました。

 

 

精製白パンが72、白米ごはん70、GI値で見る限り大きく差がないようですが、この差が神経細胞の多さに影響をあたえているのでしょうか?

 

パンは本当によくないのかな?

 

そこで、考えたのが、パンの場合、噛む回数も少ない。さらにパンにジャムなどの甘いものをつけて食べるとか、菓子パンなどの炭水化物だけというパターンが意外と多いのでは?と思ったのです。

 

そしてお米の場合、つぶがはっきりしているので、よく噛む。しかも白米だけ食べていく子は少ないのでは?お味噌汁や納豆、卵などの「おかず」がつくのではないでしょうか。仮にお米だけとしても、海苔で巻いたり、具がなかに入った「おにぎり」、卵をかけるなど何かしら変化があるのではないかと思いました。

 

そしてさらに調べた結果、「食べ合わせによって高GI値のものでも、血糖値がゆるやかに上昇するようにすることができる」ということがわかりました。

 

例えば、白いパンを食べるなら、乳製品、卵、食物繊維の多い野菜などを一緒に食べることにより、糖の吸収が抑えれ、血糖値上昇がゆるやかになるそうです。

 

お米であれば、納豆、たまご、みそ汁にきのこや海藻類を一緒にとることによって、血糖値の上昇を抑えられるそうです。

 

 

単品なら食材そのままでとる

もし、パンだけがいい!おにぎりだけがよい!という場合はどうしたらいいのか、とさらに調べた結果。

 

食材そのまま(ホールフード)として摂取するのが一番かもしれません。(精製されていない状態ということです。)

 

全粒粉パンはGI値が69、玄米はごはんは55ですので、精製されたものよりGI値が低いのです。

 

ただし、甘いジャムはやめた方がよいかもしれません。

 

我が家の朝食の変化

調べたことで、我が家の朝食内容を少しかえました。

 

パン食が多かった朝食ですが、ご飯を食べた方が、噛む回数も増えるし、お腹の調子もよさそうなので、お米をなるべくとるようにしています。

 

たまにはパンが食べたいというときは、「3割全粒粉のパン」に「野菜サラダ」や「たんぱく質のお肉、お魚、豆腐」「ヨーグルト」などを加えています。

 

ご飯であれば白米の方が手に入りやすいので、「白米」に海苔をのせて、「野菜のはいったお味噌汁」、おかずは「納豆」「卵料理」「魚料理」いづれかを必ず出すようにしました。

 

少しでも家族の健康や子供の学力に影響があればいいなと思います。

 

参考動画


朝食の主食の質を工夫し、夢と希望をかなえよう! 〈File 28〉