子供へのお金の教育について
「子供にお金の教育ってどんなことをしたらいいのか。」
「他の家庭では実際にどんなことをしているのか。」
と気になっている方に向けて、今回は下記の内容でお話します。
記事内容
小学2年生の親である私が「ファイナンシャルプランナー」の資格をとったことで、子供にもお金の教育は必要だと考え、現在実践しております。その内容を今回はお話したいと思います。
子供へのお金の教育はどうしたらいいのか
私が「子供にもお金の教育は必要だな。」と考えたのは、
後悔からです。
大人になり就職、結婚・出産と大きな人生の節目に、気にはなっていたけれどお金や経済に関して知識を持とうとしていませんでした。
しかし、子供の将来を考えた時、自分たちの老後を考えた時にようやく「もっと早くにお金に関して勉強しておくべきだった。」「お金の知識・資産形成は大切。」と考えたのです。
そこから色々とお金に関することを勉強し、ファイナンシャルプランナーの資格をとるまでにいたりました。(注:FPとしては仕事はしておりません。)
そして、「自分の子供には遅くとも高校生ぐらいまでに、今の私と同じぐらいのお金の知識をつけてほしいな。」と思うようになりました。
さらに「どのように子供にお金の教育をしていったらいいだろう?」と悩み考えました。
いきなり高校生になったときに「お金の勉強をしよう。」と言っても受け入れないかもしれない。だったら、私が常に生活の中で感じるお金に関わることを子供にも話していこうと思ったのです。
ですから、「親の私たちがお金と付き合っている姿を見せ話すこと。」「生活しながらお金の知識を自然と身につけていく。」というスタイルでお金の教育をすることにしました。
では、実際にどのように現在までしてきたのかお話します。
【子供へのお金の教育方法】我が家の実践内容
買い物に子供と一緒にいくと、子供は大人のする行動に興味を持ちますよね。
大根を手にとって「今日は大根が高いね。この間は〇〇円だったのに。」と言えば、「なんで高くなったの?」と聞いてきます。また、「今日はカードで払う?お金で払う?」なんてことも気になります。
これって小学生ではなく幼児の頃から気になることなんですよね。
私はこの疑問が出てきた時が、お金の教育スタートと思い、始めることにしました。
幼児期と小学生(現在)でそれぞれ3つお話します。
幼児期のお金の教育
1.現金やカードの話をする
レジ待ちをしていると、こんな親子のやりとりみませんか?
子「自分もレジの人にお金を渡したい!カードを渡したい!」
親「じゃぁ。お金をトレイにのせて。」とか「カード渡して。」
そう幼児期なると実際に「払ってみたい。」という気持ちが出てきます。
そこで、我が家でも一緒にいるときは「渡して。」と払ってもらうようにしました。
そしてただ払うだけでなく、お金やカードについて疑問を持つようになれば話すようにしました。
今の子供はお金で払うこと、様々なカードで払うことは当たり前です。
ですから、子供はカードで支払うことにはあまり疑問はもちません。
しかし、カードの仕組みまではわかっていないので、「どうしてカードで払えるの?」という疑問は持ちます。そこで私は、子供が持っている「新幹線のカード」との違いから話しはじめ、クレジットカード・Edyカードの仕組み、そして私がカード払いで気をつけていることを、理解するかは気にせず話しました。
2.一人で買い物をしてもらう
年中の頃に、現金を持たせて一人で買い物をする体験をしました。
「お金を渡すからおやつを買っていいよ。」と伝え110円渡しました。
※お店が税抜き表示だったので100円以内のお買い物とし、念のため税金分8円を考え10円プラスして子供に渡しました。
「100円過ぎてしまうとどうなる?お買い物できないよ。そうなると、お店の人に迷惑がかかるので注意!」と言って、お店の入り口で待ちました。
さてさて、できたかな?
50円のお金チョコを1つ購入してきました。100円より小さいものが選べました。
本人とっても嬉しそうでした。
※小学生になってからは、ある方のブログを見て100円に収まるように、いくつかのお菓子を選び購入するようにしています。いかに100円の中で買えるか、あれこれと組み合わせを考えております。
3.人生ゲームでお金はずっと付き合うものだと一緒に考える
お買い物以外で幼児期にできるお金の教育を考えた時に、「人生ゲーム」でこれから先を体験をすることにしました。
働きだしたらお金が手元にはいりますが、使うことも増えること。
また人生の節目、他人の節目の際にもお金が必要なこと。
また、急な出費が必要なことも・・・。
大儲け!大損!みたいなことはあるのかな?
確かに人生はどんなことが起きるかはわからない?
幼児から小学生ぐらいはこういったゲームで楽しく仮想人生を味わいながら学べるものがいいかなと思いました。
子供が気に入り、何度もしたのでもう箱がボロボロ状態です。
※少しそれますが人生ゲームで銀行役を子供がしたことで、お金の計算が得意になり、大きな数字の計算も早い!
小学生からのお金の教育
1.お小遣い開始
小学1年生になりお小遣いを渡すことにしました。
お小遣いを計画的に使おう!ということではなく、貯めて使うことを知るためにです。
金額設定は低く1か月100円です。(少ない?)
もちろん100円をすぐに使ってもOK。そこは自由ですが、毎月100円を貯めたらそれ以上の金額のものが買えることを伝えました。
すると、子供は何か月後かに、工作用のセロテープ10巻パックを買うことができました。本人曰く「お母さんにお願いしなくていい。何度も買いに行かなくてよい。」ということでした。楽をもとめたようです(笑)
2.銀行貯蓄&お母さん銀行で金利の感覚を身につける
お財布貯金ではなく銀行に預けて貯蓄することもはじめました。
はじめての貯蓄はお年玉です。
いくら自分の財布に残し、いくら貯蓄するかも考え、子供専用の通帳を一緒に作りに行きました。
銀行に貯蓄するとお財布では増えないけれど、金利がつきお金が少し増えること、なぜ金利がつくのかも話しました。
ただ金利の感覚が現在の銀行の金利はとても低いのであまり感じられません。
ですから、銀行とは別に「お母さん銀行」を設立し、お小遣いの中から貯蓄してもらうことを小学2年生から開始しました。(お小遣いはアップし200円です。)
>>お母さん銀行について
お母さん銀行の通帳はとっても金利が高いです。なんと10%つきます。
金利がつくのは1月。その時に使う選択をするか、さらに複利で増やしていくのかをまた選択をしてもらおうと思っています。
お母さん銀行の通帳は自作しました。
印刷後に用紙を4つに折り使います。
そしてお約束のところに、「金利10%つくこと」や、「年に1回お母さん銀行に預けたお金について話そう。」など、お母さん銀行との取り決めを明記します。
お母さん銀行のデータをダウンロードできるようにしました。
よろしければ下のタイトル又は画像クリックをして使ってください!
2ページ構成になっていますので、両面印刷にしてもよいですし1ページのみで使ってもよいですね。
3.投資を体験?
私が投資しているところを見て興味をもったため、投資についてゲームで体験してもらうことにしました。
投資のゲームといえば「モノポリー」
さすがに子供は大胆に投資をします。それに引き換え大人はコツコツなのでドーンとは儲からず、子供の戦略にはまると大変です。よく大人が破産しております。
今のところ、楽しく投資ゲームを体験してもらっていますが、大胆な投資はもちろんリスクが大きいことを知り、投資体験する方へ発展できればと思います。
以上が今までにしている我が家の教育方法です。
意外とみなさんしていることかも?もっと難易度の高いことをされている方もいるかもしれませんが、自分の家庭でできること、できる範囲、そして子供の様子をみながら進めていきたいと思っています。
今後のお金の教育は?
あれこれとお金に関する話を子供にしていることから、子供がお金に関する本を図書館で借りたり、書店で本を購入し読んでいます。
やはり知識を多くもつには自分の知りたいという気持ちが必要です。そして、知りたいという気持ちにこれからもサポートできるように、私も知識を増やしておきたいなと思います。
私たちが今生きている社会は、お金のある人に対してあまりよい印象を持っていないのかなと感じます。これは、どこかで羨ましいとねたんでもいます。
私もそういう心がないわけではありません。しかし、そう思っているだけでは何も変わりません。自分がこうしたいと思うのであれば、それに向けて動くのみです。
子供に「大金持ちになってほしい。」とは思っていませんが、「お金が増えることは悪くない。むしろ消費社会ではお金があるにこしたことはないから、お金について考えられる人であってほしい。」と思っています。
今後は「銀行での貯蓄は本人まかせる。」「応援したい会社に投資をする一歩を体験。」したいと思っています。
大人も子供もお金と仲良くなろう!そしてお金をどうやって使うか自分で考えてみよう!これが我が家のお金の教育です。
さてどうなるかな。
>>子供へのお金の教育方法がわかる本
>>子供向けのお金の本