子どもが九九を覚えられるように「覚え方を模索している」「九九の一覧表がほしい」「九九を覚えるための練習プリントがほしい」と、ネットで検索している方に向けて、下記の内容でお話します。
記事内容
九九を定着させる覚え方とは
九九を覚えるにあたって、大切なこと。
それは九九をはやく覚えることではなく、九九を理解し頭の中に定着させることです。
九九は小学2年生で習いはじめ、3年生のはじめごろまで続きます。そしてそこから割り算などにつながっていくのですが、九九がしっかりと身についていないと、後々子供は算数の問題を解いていくことが困難になっていきます。
ですから、早く覚えることよりも少し大変かもしれませんが、九九をしっかりと定着させることを考えじっくりと九九に取り組むことをおすすめします。
では、どのように九九を覚えるとよいのでしょうか。
それは、脳の感覚部位をいくつも使って覚えることです。感覚部位というのは「見る(目)」「読む(口)」「聞く(耳)」「書く(手)」などのことです。
九九を覚えるときに、
「ににんがし にしがはち」とひたすら口で唱えて覚える方法がありますよね。
声に出していれば「口・耳」を使います。(黙読だけですと、口のみです。何かを見ながらですと「目・口・耳」を使います。)
そこに、さらに「書く(手)」を入れて覚えることで、4つの感覚部位を使うことができ、口・耳だけで覚えるより、効果があがり九九をしっかりと定着させることができます。(脳は面倒なことをするほどよく働くそうです。)
参考記事:東北大学 川島隆太教授 「読む&書く」からこそ学びは深くなる
そこで、4つの部位を使った練習プリントを作りましたので、よろしければお使いください。
4つの感覚を使う練習プリント【無料】
練習プリントは①から⑧まで用意しました。これを段階的に繰り返し解いていきます。
※印刷については下記のページもご確認ください。
練習問題① 問題・答えとも九九の読みあり
「ごいちが」ときたら「5」が書けるようにまずは練習していきます。
練習問題⑤ 九九の読みあり・式の穴埋め
しっかりと九九が覚えられるように、再度九九の読みがついた問題です。問題①とは違い、5×□=5というように、式の方で穴埋めをしていきます。 九九の順になっていますので、暗唱できれば問題ないと思います。 必ず4つの感覚部位を使うようにしましょう。
練習問題⑥ 各だんでランダム・式の穴埋め
練習問題⑦ 2から9のだんよりランダム
練習問題⑧ 2から9のだんよりランダム・式の穴埋め
問題⑦と同じように、ランダムで問題が出てきますが、式の穴埋めになっています。割り算も意識している問題です。
九九表で一から九の段まで確認する【無料】
九九表(かけ算表)を手元におき確認する際にお使いください。
下記よりダウンロードできます。
答えが記入できるように空欄の表も用意しました。最後の仕上げに使ってください。
※幼児が覚える場合、時間がたっぷりある場合は、カード類などを使って覚えるのも楽しいと思います。また、各段でどこが苦手かを確認する際にチェック表があると便利です。そちらも用意しましたので下記の記事よりダウンロードください。
おわりに
我が子は九九を覚えるのに、自作のプリントだけでしっかり覚えることができました。また、次で習う割り算も苦手意識も持つことなく取り組めました。
これは、見る、読む、聞く、書くことを繰り返ししたことで、九九がしっかりと定着しているのではないかと思っています。
九九を覚えるのは大変ですが、しっかりと定着させる上で必要なことだと思い、がんばりましょう。
今回ご紹介したプリントが九九を定着させる上のお助けプリントとなれば幸いです。