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子どもがクリスマスに感動する本とは?!「せかいいち しあわせな クマのぬいぐるみ」(徳間書店)

せかいいちしあわせなクマのぬいぐるみ

子供が町の図書館へ行ったとき、新刊コーナーで手に取った絵本で、とても気に入った絵本があります。それは、徳間書店から出ている「せかいいち しあわせな クマのぬいぐるみ」という絵本。

 

この絵本は、クリスマスの日に女の子とクマのぬいぐるみに奇跡が起こるのですが、その奇跡が起きるまでを綴っているお話となっています。

 

お話を読んでいくと、途中どうなってしまうのかな?とドキドキしたり、残念なことが起き悲しんだりと、物語の世界へ子供を魅了していきます。

 

きっと、ぬいぐるみ好きのお子さまだけでなく、かつて小さいころにぬいぐるみと遊んだ大人も、このお話の世界に魅了されることでしょう。

 

そんな絵本のお話を少しだけご紹介します。

 

『せかいいち しあわせな クマのぬいぐるみ』の世界とは?

今から50年以上前に、主人公である女の子「メアリーローズ」が、お小遣いをためて「クマのぬいぐるみ」を買います。

 

メアリーローズはぬいぐるみに「ウーウー」と名前をつけます。
メアリーローズとウーウーはいつも一緒。メアリーローズは、どこに行くにもウーウー連れて出かけます。

 

ある日、メアリーローズは、大切なウーウーを電車の中に忘れてしまいます。

忘れたことに気づいたメアリーローズは、駅の忘れ物置き場を訪れ、ウーウーを探してもらうのですが、見つけることが出来きず、がっかりして帰るのです。

実はウーウーは、駅の忘れ物置き場にあったのですが、係の人は他の忘れ物の陰に隠れていて、見つけることができなかったのです。

 

月日がたち、駅の忘れ物は売られることになりました。
ウーウーも他の忘れ物と一緒に売られてしまいます。

 

そしてウーウーはロニーという男の子のもとへいくことになります。ロニーと一緒に暮らしていたウーウーですが、ロニーが大きくなったとき、他の物を置きたいからとウーウーをリサイクルショップへ売ってしまいます。

 

ウーウーはこの先どうなっていくのでしょう。

 

こんな風にウーウーの居場所が変わっていき、読む私たちはウーウーを心配をし、読み進めていくことになります。

 

そして最後に、奇跡が起こります。

  

奇跡を何度も願いたくなる絵本

子供はこの絵本を返却するまで、毎日読みました。そして熱く語るのです。

「感動する。とてもいい話。今日も読むよ。何度も読みたいんだ。」と。

 

我が子は、ぬいぐるみが大好きです。しかし、ダニとハウスダストのアレルギーがあり、毎日一緒に寝ていたぬいぐるみを、泣く泣くしまうことになりました。

ですから、より一層このお話の展開が気になるのかもしれません。そして奇跡が起こったときの感動が忘れられないのかもしれませんし、感動が起こることが嬉しいのかもしれません。

 

大人も小さいころ、そうだったと思うのですが、子供が気に入っている「ぬいぐるみ」の存在とは、一番の友達ではないでしょうか。

 

そんな友達であるウーウーがいなくなってしまい、さぞかしメアリーローズはがっかりしたことでしょう。悲しんだことでしょう。我が子はそんなメアリーローズの気持ちが、よくわかるため、奇跡がおこったときの感動を何度も感じたいのかもしれません。

 

そんな心温まる「せかいいち しあわせな クマのぬいぐるみ」を、ぜひ皆さんにも読んでいただきたいなと思います。

 

お子さんと一緒にメアリーローズとクマのぬいぐるみに起こる、クリスマスの奇跡を見守ってはみませんか?

 

 

クリスマスムードが漂う絵本のイラストも、優しい雰囲気でとても素敵です。
プレゼントにも最適です。よかったら手にとってみてくださいね。